北海道@アンモナイト日記

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zoom RSS キャナドセラス Canadoceras の混乱 パート1

<<   作成日時 : 2014/08/28 06:56   >>

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私、1992年にアンモナイトの採集を始めました。

いちばん欲しかった種類がユウパキディスカス・ハラダイでした。


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とくに、羽幌や中川から産出する白いユウパキにあこがれ、

いつの日にか、この手の中に納めたいと願って5年が経った頃から

やっと、いくつか手に入れることができました。

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その次に欲しくなったのが、キャナドセラスでした。

ユウパキよりもやや薄型で、前方に屈曲する肋(ろく)の

カーブと、縫合線の美しさ。

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しかし、このキャナドセラスは

ホームグラウンドの羽幌からは産出例がほとんどなく、

主な産出地は、宗谷・中川・日高・平取などになります。


ただし、カンパニアン下部のその地層が露出する

産出地に行けば、イノセラムスの仲間の

スフェノセラムス・シュミッティ とセットで

比較的多産するアンモナイトです。




あこがれのキャナドセラスもいくつか集まってくると

今度は、種名についてわからないことが生じてきました。

かはくの重田先生に以前メールで問い合わせたことがあります。

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今回、研究室を訪問したところ、キャナドセラスの模式標本のレプリカを

みせてくれました。

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Canadoceras yokoyamai (Jimbo,1894) Holotype

東大博物館所蔵 ラベルは Pachydiscus yokoyamai Jimbo

ラベルの Holotypeの次に記された (r) は レプリカの頭文字。

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日本のアンモナイト研究の草分け Yokoyama,1890 と このJimbo,1894 の2つの論文だけは

ドイツ語で書かれています。 図版は画家による手描きのスケッチ。


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ネットからpdfファイルを無料でダウンロードできます。

プリントアウトして、レトロな装丁を施すといいかも?

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セッコウでできたものですが、ずっしりと120年の研究史の重みが伝わってきます。


「こ、これは・・・! 私がアベシナイで採った標本は、これと同じです!」

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以前、当ブログで「テトラゴニテス・ミニムス」・・・・(ポペテンシスの未成年殻の誤りでした) (^_^;)
これと、いっしょに入っていたのも

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Canadoceras yokoyamai に間違いない!






ところが・・・・



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次に見せてくださったレプリカが・・・・




 

             次回につづく









****************************************************************



今回紹介したタイプ標本のレプリカは、

私のためにと、重田先生があらかじめ収蔵庫から

出して用意してくださったものです。  感激!
<(_ _)>




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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
昔の人の文献とか 味があって良いですよねー。
全然読めないけど・・・。
アンモの同定は難しいです。
鉱物も産地によって違うので、個々によって違うアンモの難しさもわかりますが
まず種類と特徴が まだ私にはおぼえられません。汗
お話にもならない状態で、いつも皆様のページで勉強させてもらっています。
続きも楽しみです。
じゅりあ
2014/08/28 07:42
じゅりあさん
いつも、おはようコメントありがとうございます。
一昨年、神保小虎とはどんな人物だったか、神保小虎の研究業績を調べて研究している先生に会い、お話しを伺う機会がありました。この論文のオリジナルは神田の古書店から10万円近い値段で入手したそうですよ(*_*)
もーりん
2014/08/28 19:04
まず始めに、もーりんさんのブログはとても興味深く勉強になります。
う〜ん?・・・難しいです。
C・ヨコヤマはDbによるとカンパニアンの限定された層からのみ産出しますよね。
そうなると、ポペテンと共産しているイノセラはなんでしょう?
一見、僕にはI・ナウマニかヨコヤマイに見えるんですが・・オリエンなんとかでしたら層的に合うのかなって?(笑)

レプリカ・・僕の目に上はコスマチで下はミスチーカムかと・・
りんぞう
2014/08/28 19:23
キャナドといえばもーりんさんか、りんぞうさんというイメージですが、流石にもうコメントされていましたね。私はキャナドはほとんど出会いがなく、憧れのアンモです。りんぞうさんからいただいた標本で、ようやく手にすることができました。同定の難しい属ですが、プロからどんなアドバイスをしてもらったのか気になります。
ちなみに私が最初に欲しかったのは、正常巻きのアンモです。何しろポリプチとバキュリとイノセラばかりだったので。
ZX9-R
2014/08/28 19:56
うわぁ!
いいトコで終わってしまいました。
キャナドは、平取でしか採ったことがないので
ほぼ未知のアンモです。

('_`)ウゥ、次回が待ち遠しい!!
fossil1129
URL
2014/08/28 20:50
りんぞうさん
コメントありがとうございます。私はりんぞうさんのブログを拝見して、キャナドにより興味をもちました。結論は混乱しているとのことのようです。
連続シリーズにはならないかもしれませんが、ヨコヤマイ・コスマチ・ミスチカム・ミニムスの4種の混乱について、重田先生から伺ったことを私なりに整理してお届けします。
写真のイノセラ、わかりません(^_^;)
イノセラは、重要なのに、どうも勉強する意欲がわきません。右殻と左殻の区別もできません。
すこしは勉強しなくては。
もーりん
2014/08/28 21:17
ZX9−Rさん
異常巻きのZX9−Rさんも、さすがに最初はポリプチではなく、正常巻きが好きだったのですね!私はやっと最近になって異常巻きに興味を持ち始めました。まずは遅ればせながら、チューロニアンの純正ニッポが目標です。ニッポ・ミラビリスは三笠のマニアは皆さん漏れなく持っています。私とCさんは今年から挑戦を始めました。(*^_^*)
もーりん
2014/08/28 21:27
fossil1129さん
もうちょっと読みたいと思うところで終わる、この間合い絶妙でしょうか?(*^_^*)
じつは、勉強するのに、かなり時間がかかっているための中断です。
中学・高校でもっと英語の勉強をまじめにやっておけばよかったと、この年になって気付きました。平取産Canadoとは、レアなものをお持ちですね!(*^_^*)
もーりん
2014/08/28 21:35
キャナド…多分持っていないと思うんです(笑)カンパニアンはほとんど歩かないので、縁がありません(>_<)しかし勉強になります、上のキャナドの殻口のイノセラはまるで軟体部のような配置で面白いですね。
アンモ屋
2014/08/29 06:35
キャナドの秘密の続き・・とても気になりますね。
キャナドは私も憧れのアンモです。パキも私は黒〜茶色しか持っていませんが、白手のパキも一つくらいコレクションとして持っていたいです。
貴重なHolotypeの石膏レプリカを触らせて貰ったのはやはりもーりんさんのお人柄からからなんでしょうね。ふと感じましたが、石膏レプリカの方がアンモの色々な特徴が良く分かるような気がします(^^♪。
apogon2
2014/08/29 10:28
アンモ屋さん
キャナドは産出地に行けば、ゴードリの次の次くらいに普通にゲットできます。
今回は石膏レプリカの良さ、重要性を伝えたいと思いました。(*^_^*)
もーりん
2014/08/29 17:43
apogon2さん
そうなんです! 石膏レプリカはテカリがないので、成長線まではっきりわかります。
オリジナルの化石よりも、特徴がつかみやすいかもしれません。
石膏製レプリカを撮影しても、やはり反射がほとんどないので、goodです!
模式標本を手元に置いておくために、レプリカは研究者にとっては必需品なんだということがよくわかりました。(*^_^*)
もーりん
2014/08/29 18:01
どぅももどえす(+∀+)!!
もーりんさんのイノセラたんとキャナドめっさキレーです〜(±∀±;)!!
キャナド体験の無いワタクシ...さっぱりわかりまてん。もっとも、ワタクシ達は他のアンモでも謎と疑問だらけですが...(笑)。 apogon2さんもお書きになってますが、セッコーだと陰影のみなので面白みには欠けますが、グッと特徴が分かりやすくなるですね(+∀+)!次回更新をカナテコ楽しみにしておりまるす。
もろととろん
2014/08/31 14:37
ユウパキもキャナドも素敵ですね〜
イノセラがちょうど軟体部のようでかっちょいいクリーニングです
似たのがでてきてよくわからなくなりますね
はにわ
2014/09/01 23:28
もとろんさん
自分でゲットしたアンモナイトは、名前やエピソードが
知りたくなります。
反面、私は持っていない種類はさっぱり分かりません。
キャナドセラスは少し集まったので、頑張って勉強しますね。
もーりん
2014/09/02 01:35
はにわさん
私のコレクションは小さなサイズが多いんです。
写真にすると、見栄えがするのですが、
実物は貧弱なんです。(^_^;)
もーりん
2014/09/02 01:39

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